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自動車整備士は仕事中にアクセサリーを身に着けていい?結婚指輪は?

職場によって異なるアクセサリー着用ルール

 

普段からアクセサリーを身に着ける人は多いですが、職業によっては仕事中にアクセサリーを身に着けてはならない仕事もあります。社会人で身に着けることが多いアクセサリーと言えば、結婚指輪ではないでしょうか。

 

自動車整備士の場合、指輪などのアクセサリーを身に着けていいかどうかは勤める職場によって異なります。これから、自動車整備士への転職を考えている人は、事前に確認しておくと安心です。

 

どの職場でも、自動車整備士の服装はつなぎが基本になります。つなぎも職場から支給されたり、自分で好きなつなぎを購入して着用できたりする職場など様々です。

指輪やピアスなどのアクセサリーに関しては、大手の整備工場ではすべて禁止されている場合が多いです。民間の整備工場では、アクセサリーに関して特に定めがない職場もあります。

 

自動車整備士はどんな工具を使用する?

 

整備士がアクセサリーを身に着けない理由

アクセサリーを身に着けない理由

 

整備工場で勤務している自動車整備士のほとんどは、勤務中はアクセサリーを外しています。アクセサリーの着用が明確に禁じられていなくても、仕事中はアクセサリーをつけないという人が多いです。それには大きく2つの理由があります。

 

事故防止のため

お客様は信頼をして、整備工場に車を預けます。その信頼を裏切らないように、大切に車を扱わなければなりません。

 

指輪などのアクセサリーを身に着けたまま作業をすると、アクセサリーがお客様の車に当たった際に傷がついたり、へこんでしまう事故が起きる可能性があります。

 

また、車を傷つけてしまうことだけではなく、ネックレスなどが作業中に車のパーツに巻き込まれてしまい、それにより重大な事故に繋がる危険性があります。指輪やブレスレットが邪魔をして狭い修理箇所に手を入れた際に引っかかってしまい、車や自分の体を傷つけることも考えられるでしょう。

 

かといって、作業内容に合わせてアクセサリーを付け外しすると作業効率が下がってしまうため、アクセサリーは最初からつけない人が多いです。

 

アクセサリーを守るため

整備士の仕事は、オイルなどで体が汚れることも多いため、アクセサリーにも汚れがついて取れなくなる等の可能性があります。

 

結婚指輪など大切なアクセサリーは常に身に着けておきたいものですが、業務の中で歪んだり汚れたりする恐れもあるため、大切なアクセサリーほど勤務中は外した方が無難でしょう。

 

自動車整備士にふさわしい髪型とは

 

最後に

以上、自動車整備士はアクセサリーを身に着けていい?結婚指輪は?についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士はどんな服装で働くの?も一読することをおすすめします。

 

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自動車整備士として働くなら?ディーラー?民間整備工場?

自動車整備士は働き方を選べる

 

自動車整備士と一口に言っても、その仕事内容や働き方はどんな職場を選ぶかによって大きく変わります。一般的にはディーラーか、街の整備工場や中古車販売店などの民間整備工場で勤務することが多いです。

 

そのほかには、ガソリンスタンドやカー用品店などで働く場合もあり、多種多様な働き方が選べます。整備だけを黙々と行う職場もあれば、整備に加えて接客や自動車保険の営業なども行う職場もあります。働き方の選択肢が多い分、自分に合った働き方の企業を自分の力で見つける必要があるでしょう。

 

収入や休日の条件などは、もちろん企業によって異なります。その中から自分の条件に合う職場を探すのは難しいかもしれません。

それぞれ条件が違う中でも、ディーラーは収入が高い代わりに残業が多くシフト休、民間整備工場は土日や日祝が休みのことが多い代わりに収入が低めなどの傾向はあります。求人が絞り切れない場合は、まず働く場所をどこにするか決めてから探してもいいでしょう。

 

自動車整備士の資格を活かせる仕事ってなに?転職先について解説!

 

ディーラーと民間整備工場どちらが向いてる?適性チェック!

 

自動車整備士としてディーラーで働くのも、民間整備工場で働くのも、双方異なる特徴があります。最も大きな違いは、取り扱う車のメーカーが限られているか、さまざまなメーカーの車を扱うかでしょう。

 

ディーラーであれば、取引のあるメーカーの車しか扱わないため、好きなメーカーがあってその車だけ整備したいという方にはうってつけでしょう。ディーラーは研修制度の整っているところが多く、一つのメーカー車の整備を極め、プロフェッショナルとなりたい場合は非常におすすめです。

 

民間整備工場は、車種やメーカー問わずさまざまな車を取り扱います。車全般が好きで、いろいろな車を扱いたいという方に向いているでしょう。工場の規模にもよりますが、従業員が少ない工場であれば、整備だけでなく受付や納車などの業務も担当でき、お客様とより近い距離で働くこともできます。

 

また、民間整備工場は数が多いため、ディーラーに比べて求人の幅が広いというメリットがあります。求人の幅が広いということは、つまり自分の希望する職場環境を見つけやすいということです。

ただし収入面では、一般的に大手メーカーのディーラーで働く方が、民間整備工場勤務よりも年収が高くなる傾向にあります。

 

収入や働き方など、どのような職場がいいと感じるかは人により違います。働く上でどのような点を重視するかを明確にして職場を選んでいけば、あなたに合った職場を見つけることができるでしょう。

 

自動車整備士の現状とは?転職はしやすい?

 

最後に

以上、自動車整備士が働くなら、ディーラー?それとも民間自動車整備工場?についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、ガソリンスタンドで働く自動車整備士の仕事は?認証工場と指定工場って?も一読することをおすすめします。

 

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ガソリンスタンドで働く自動車整備士の仕事は?認証工場と指定工場って?

ガソリンスタンドで働く自動車整備士の仕事内容

 

自動車整備士の主な仕事は、自動車を安全に運転できるようにメンテナンスをしたり、車のパフォーマンスを上げるために整備をしたり、故障個所を修理することなどがあります。ディーラーや整備工場、カー用品店など、自動車整備士の活躍の場は多岐に渡り、ガソリンスタンドもそのうちの一つです。

それでは、ガソリンスタンドで働く自動車整備士はどんな仕事をしているのでしょうか?

 

ガソリンスタンドで働く自動車整備士は、基本的に点検整備などの整備士らしい仕事は多くなく、接客や給油、洗車などまでマルチに行うことが多いです。軽整備や修理などをしつつ、お客様とのコミュニケーションもやりたい!という方にはぴったりでしょう。

また、指定を受けた民間車検場を兼ねている場合は、車検も行うことができます。

 

ガソリンスタンドで働く整備士に必要な資格

ガソリンスタンドで整備を行う場合、必要な資格はそのガソリンスタンドが認証や指定を受けているか、受けていないかによって変わります。

 

認証を受けている認証工場である場合、分解整備などを行う必要があるため、2級自動車整備士以上の資格が必要でしょう。さらに指定を受けた指定工場である場合、車検を行うことができるため、車検後のチェックをできる自動車検査員の資格があると有利です。認証も指定も受けていない場合、整備士資格は必要ありません。

 

また、ガソリンスタンドではガソリンという危険物を取り扱うため、危険物取扱者乙種第4類の資格を保持していれば、より現場で重宝されるでしょう。ガソリンスタンドでの就職を希望する場合は取得をおすすめします。

 

認証工場?それとも指定工場?

仕事内容について

 

前章でも少し触れたように、ガソリンスタンドで働くとき、そのスタンドが国から「認証工場」もしくは「指定工場」の認定を受けているかいないかによって仕事内容は変わります。この章では、詳しく解説していきます。

 

認証も指定も受けていないスタンドの仕事は、給油や洗車、オイルやタイヤ交換などの簡単な点検整備、接客対応などです。危険物取扱者資格を持っている場合、給油監視業務も行うことがあります。

 

認証工場の場合は、上記に加えて分解整備と呼ばれる少し高度な整備が加わります。分解整備とは、エンジンや足回りなどの安全に密接に関わる部品を取り外して行う整備であり、2級整備士以上の資格を持っていないと行うことができません。

 

指定工場では、民間車検場としての業務も追加されます。指定工場は工場内に車検を行える設備を持っているため、車検が主な業務となることもあるでしょう。特に3月は車検の繁忙期となり、忙しくなることが多いです。

 

整備工場であれば整備のために広くスペースがありますが、ガソリンスタンドの整備スペースは限られています。自動車の点検整備や車検をする際にも、限られたスペースと時間の中で、スピーディーな作業を行うことが必要とされます。

 

認証工場と認定工場は違う?指定工場とは?

最後に

以上、ガソリンスタンドで働く自動車整備士の仕事内容についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、ディーラー整備士とは?民間との違いや転職について解説!も一読することをおすすめします。

 

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自動車整備士にノルマは課せられるのか

自動車整備士にノルマはある?

 

自動車整備士は、その名の通り自動車を整備したり修理したりすることが主な仕事です。整備士は車の修理や整備がある場所ならどこでも働けるため、車の販売店の修理工場、ディーラーなど、様々な場所で働くことができます。常に車のそばで働いているのが自動車整備士です。

 

整備とともに自動車の販売も行っている企業が多いことで、整備士も自動車の販売をするのではないか、ノルマなどの目標があるのではないかと考える人もいるでしょう。この記事では、自動車整備士のノルマについて解説します。

 

販売ノルマは基本的にない

基本的には、自動車整備士に車の販売ノルマはありません。

 

新車や中古車を販売するのは、営業が行う仕事です。販売は整備士の仕事とは異なるため、販売ノルマを課せられることはあまりないでしょう。

 

しかし、勤務先やポジションによっては、パーツの販売や保険などのノルマを課せられるところもあるようです。例えば、努めている工場が自動車保険の代理店も兼ねているところであれば、自動車保険営業のノルマが課せられることもあるでしょう。

 

心配な場合は、その会社に入社する前に調べておくか、面接の際に直接聞いてみると安心です。転職エージェントを使用している場合は、エージェントを通して事前に聞いてもらうこともできます。

 

自動車整備士として働くなら?ディーラー?民間整備工場?

 

自動車整備士にとってのノルマ

自動車整備士にとってのノルマ

 

前章でも説明した通り、自動車整備士に車の販売などのノルマが課せられることは、通常ほとんどないでしょう。整備士に対してノルマが課せられるのであれば、自動車の整備や点検などを終わらせる期日に対して、ノルマがある場合があります。

 

毎日使っている自動車が、修理に何日かかっても問題ないというお客様は、ほとんどいないでしょう。自動車がないことにより、お客様は不便な生活を強いられることになるため、1日でも早く仕上げてほしい、期日通りにしてほしいと望んでいます。

そのため、車検や修理、点検などはお客様の要望に対して納期が決められることもあり、この点に関してはノルマがあるといえるでしょう。

 

納車の期日を守ることは、お客様と自動車整備士との信頼関係にも関わってきます。いくら良い仕事をしても納期を大きく伸ばしてしまうと、信頼関係も成り立たず、納期が遅れることで、お客様に損害を与えてしまうかもしれません。

 

また、早く正確に仕事を終わらせることは、その分次の依頼を早く受け入れられるということなので、売り上げの増加にも繋がります。決められた期日をしっかりと守ることが重要です。

 

ノルマがあるかはどうやって調べる?

 

求人を調べるとき、ノルマがあるかないかはどうやって調べればいいのでしょうか?

ノルマがない会社については、求人に「ノルマなし」など大きく書いている企業もあります。しかし、ノルマがある企業はほとんど「ノルマあり」と書くことはないでしょう。求人にマイナスイメージを持たせたくないからです。

 

ノルマの有無が求人情報に明記されていない場合は、面接の際に聞くのが確実でしょう。ほとんどの面接では、最後に求職者側から質問する機会がありますので、そのときに販売ノルマなどがあるか確認してみるといいでしょう。

直接は聞きにくい…という場合は、転職エージェントの手を借りるのも手段の一つです。転職エージェントは求人には載っていない情報を持っていたり、詳細について企業に聞いてくれたりするので、ぜひ活用してみてください。

 

自動車整備士の転職では職務経歴書でアピールしよう!

 

最後に

以上、自動車整備士のノルマについてご紹介しました。この記事を読まれた方は、車検の繁忙期はいつ?自動車整備士の忙しい時期とは?についても一読することをおすすめします。

最後になりましたが、弊社ダイバージェンスでは自動車業界で働きたい「自動車整備士」「自動車検査員」向けの求人情報を多数扱っております。

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自動車整備士としての役割を知る

自動車整備士の役割は車を最良に保つこと

 

自動車整備士の役割は、自動車事故を未然に防ぐために自動車の状態を確かめ、最良の状態を保つことです。点検や整備などを通して自動車の状態を整えたり、故障した部分を直すことが主な仕事です。

 

車を最良の状態にしておくことで事故を防ぐことにも繋がり、利用者が安全に運転をすることができます。

自動車整備士が誤った点検や整備をしてしまうと、自動車事故が発生する確率は高くなってしまうでしょう。運転者はもちろん、周囲の人々の命を預かる仕事とも言えます。

 

お客様が自動車を信用し、安全に運転していくためには、メンテナンスや修理などの技術面だけではなく、どうして不具合が起きたのかを利用者に伝えることも重要です。

それらを通して、事故に繋がらないような車の乗り方を知っていただくことも重要な役割の一つです。

 

これからの整備士の仕事内容や役目は変わる?

車の状態を最良に保ち、運転者や周囲の人々の安全を守るという整備士の役割はこれからも変わりません。しかし、その役割を果たすために必要な技術やスキルは、車に使われる技術が進化するにつれ変化していくでしょう。

 

今後、車の動力はエンジンからモーターになり、自動運転などの新技術が当たり前になっていくことが予想されます。そうなれば、これまでの自動車整備とは点検や診断の仕方から整備・修理の仕方まで、すべてが変わってきます。

 

これからも整備士として自動車の安全を守っていくためには、それらの電子制御装置整備などの新技術にいかに対応できるかが肝となるでしょう。

 

自動車整備士に向いている人とは?適正を知ろう!

 

自動車整備士の魅力

自動車整備士の魅力

 

自動車整備士の活躍の場は、国内車や輸入車のディーラーをはじめ、中古車販売店、民間の整備工場、ガソリンスタンドなど、自動車の点検・整備を必要とする場所であればどこにでも広がっています。整備工場は全国に9万軒以上ありますので、家庭の事情などで転居することになっても次を見つけやすいのは魅力の一つです。

 

また、自動車と私たちの生活は切り離せません。自動車がなければ生活ができない、仕事をすることができないという人は多くいるでしょう。自動車が1日ないだけでも、生活が不便に感じる人は世の中に多くいるため、故障したり動けなくなったりしてしまった自動車の不具合を修理し、最良の状態にしてくれる自動車整備士は感謝されることが多くなります。

 

そのため自動車整備士は、人から感謝をされる魅力的な仕事だと言えます。自分の自動車であれば、少しくらい不具合が起きた場合に自分で修理をしたり、メンテナンスをしたりできる点も魅力です。

 

自動車整備士の仕事のやりがいとは?適正についても解説!

 

最後に

以上、自動車整備士の役割についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士将来性は明るい?これからの整備士の役割についても一読することをおすすめします。

 

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認証工場と認定工場は違う?指定工場とは?

認証工場と認定工場の違い

 

自動車整備士が働く場所として、最初に候補にあがるのが自動車整備工場です。では、整備工場の種類である認証工場と認定工場にはどういう違いがあるのでしょうか?
これら二つは名前こそ似ていますが、できる業務など異なる場合があります。

 

まず認証工場とは、「特定整備」または「分解整備」と呼ばれる、エンジンやブレーキなどの安全に直結する部分の整備ができる「認証」を受けた工場のことです。全国に9万軒ほど存在しており、点検やそれに伴う整備などが可能です。認証を受けていない整備工場で特定整備や分解整備を受けた場合は、違法整備となります。

認証を受けた工場かどうかは、標識で見分けることができます。黄色、もしくは緑色の「自動車特定整備事業」と書かれた標識が掲げられていれば、その工場は認証工場ですので、安心して車の整備を任せられますね。

 

一方認定工場とは、整備技術の向上を図って作られた制度で、設備や技術、管理組織などが優良であるという「認定」を受けた工場のことです。自動車整備をするにあたって、必ず受けなければならないものではありませんが、認定基準を満たした優良な工場であることをアピールできます。認定には種類があり、中には認証工場でなくても受けられる認定もありますので、認定を受けている工場が必ずしも認証工場であるわけではありません。

認定を受けた工場かどうかは、「優良自動車整備事業者」と書かれた白い標識を掲げているかどうかで判断できます。

 

優良自動車整備事業者の認定の種類

現在、優良認定の種類は以下の3種類です。

 

①一種整備工場の認定
②二種整備工場の認定
③特殊整備工場の認定

 

さらに③特殊整備工場の認定は、作業区分によって車体整備作業(一種・二種)・原動機整備作業・電気装置整備作業・タイヤ整備作業の5つに分けられます。

 

認定を受けるためには、事業場の大きさや設備、従業員の人数などの規定があり、それらを満たした上で都道府県の運輸支局に申請する必要があります。

 

ガソリンスタンドで働く自動車整備士の仕事は?認証工場と指定工場って?

 

指定工場では車検ができる

 

指定工場というのは、認証工場の中でも工場内で車検をすることが認められた工場です。一般的には「民間車検場」と呼ばれています。指定工場が占める割合は、平成元年頃は25%程度でしたが、現在は約30%程度で年々上昇傾向にあります。

 

認証工場でも車検の受付をしている工場はありますが、認証工場内には車検の設備がないため、運輸局に持ち込んで検査をしてもらわなければなりません。そのため、車検を終えるまでに時間がかかることもあるのですが、指定工場であれば工場内で車検ができるため認証工場に比べて早く車検が終わる可能性が高いです。整備士の仕事内容としても、車検がメインになるでしょう。

 

指定工場として認められるためには、人員や設備について認証工場よりも厳しい基準を満たす必要があります。特徴として、「自動車検査員」と呼ばれる、車検が問題なくできているか検査する資格をもつ人が最低1人いなければなりません。
指定を受けた工場かどうかは、青い「指定自動車整備事業」と書かれた標識が掲げられているかで確認することができます。車検をする際にはぜひご参考にしてください。

 

仕事内容の違いは?

 

認証工場と指定工場でどのようなことができるのかについては前の章で述べました。では、整備士として勤めた場合、仕事内容はどのように異なるのでしょうか?

 

認証工場では、多くの場合、分解整備や特定整備が主な仕事内容となるでしょう。具体的には、法定点検やそれに伴う整備、不具合の診断や修理、鈑金塗装などの業務があります。

指定工場は、認証工場でできる業務に加えて車検ができるので、整備より車検をメインにしている工場も多いです。もちろん点検や整備も行いますが、車検がメインの工場の場合、故障や不具合を直すというよりは車検に通すための整備が多くなるでしょう。

 

最後に

以上、認証工場と認定工場、指定工場の違いと役割についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士の魅力とは?仕事のやりがいを解説!も一読することをおすすめします。

 

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自動車整備士はどんな服装で働くの?

自動車整備士の服装はつなぎ

 

自動車整備士の服装について気になっている人もいるのではないでしょうか。基本的に、自動車整備士の服装はつなぎです。整備工場などに行くと、つなぎを着て仕事をしている自動車整備士を見かけることも多いでしょう。

職場によっても異なりますが、ほとんどの場合、会社から支給される長袖のつなぎを着ることになります。

 

自動車整備士の服装が長袖のつなぎである理由は、上下別の作業着だとズボンと上着の隙間にたるみができ、機械に引っかかったり、巻き込まれたりする危険性があるからです。

 

半袖だと腕が見えてしまうため、エンジン周りなど部品が熱くなっている場所に触れると火傷しやすくなります。

また、つなぎはファスナーなど金属部分が隠れるようにつくられており、自動車などを傷つける恐れはありません。このように、つなぎは自動車整備士に適した服装なので、多くの整備工場で採用されているんですね。

 

自動車整備士は仕事中にアクセサリーを身に着けていい?結婚指輪は?

 

服装を工夫して作業効率を上げよう!

 

自動車整備士は工場の中で仕事をしますが、車の出入りが激しく、工場内は換気が必要です。そのため、暖房や冷房の調整を十分にすることができません。夏は暑く、冬は寒く感じることが多いでしょう。そんな中で業務をしていくためには、作業効率をよくするための工夫が必要です。

 

長袖つなぎだと冬場は暖かいですが、夏場は暑いと感じます。基本的に、夏場も長袖のつなぎを着用するため、つなぎの中にはTシャツを着る人が多いです。

つなぎによって素材は異なりますが、あまり汗を吸わない素材のつなぎがあるため、中にTシャツを着ないと蒸れてしまうためです。そのため、Tシャツは速乾性のあるものや冷感素材のものがいいでしょう。それでも大量に汗をかくため、休憩中にTシャツを取り替える人も少なくありません。

 

Tシャツであれば、つなぎを着替えるよりも楽に着替えられるため、簡単に快適さを保つことができます。また、近年はコンプレッションウェアのような体の動きを補助してくれたり、疲労を軽減する働きのあるものもありますので、そちらを活用するのもいいでしょう。

 

冬場は、寒さ対策としてつなぎの上に着るジャンパーが支給される職場もあります。しかし、仕事中は邪魔になることが多いため、脱いで作業をする人が多いです。

 

仕事中に寒い場合は、つなぎの中に厚手のトレーナーや長袖シャツを着るといいでしょう。手先が冷たくなると、うまく手が動かず、作業効率が悪くなります。

作業効率を上げるために、軍手やグローブの中にゴム手袋をつけて仕事をする人もいるようです。効率よく働ける工夫をしましょう。

 

自動車整備士がつなぎを着る理由とは?

 

最後に

以上、自動車整備士の服装についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士の将来性は明るい?これからの整備士の役割についても一読することをおすすめします。

 

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