自動車整備士の年収はいくら?
自動車整備士の平均月収と平均年収
厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査によると、企業規模にもよりますが、自動車整備士の平均月収は27~29万円ほど、賞与含む年収で約398~462万円となっています。
上記の金額は、残業手当などを含めない金額です。残業手当などを含めると、平均月収は31~35万円、平均年収は427~527万円です。
民間企業に勤める人の平均年収は、国税庁の調べによると458万円ですので、おおむね平均的な収入であると言えるでしょう。
自動車整備士の年齢別平均年収
前世代の平均年収がわかっても、自分の年齢層だとどのくらいが平均なのか気になるのではないでしょうか?従業員数100人以上の企業を例に、自動車整備士の年齢別の平均年収をご紹介します。
20~24歳 302万円
25~29歳 371万円
30~34歳 428万円
35~39歳 458万円
40~44歳 495万円
45~49歳 496万円
50~54歳 515万円
55~59歳 481万円
60~64歳 352万円
65~69歳 260万円
上記には残業代を含みませんので、残業の多い企業であればもっと上の年収を得ることも可能でしょう。また、これよりもっと規模の大きな企業だと年収はより多く、規模の小さな企業だと少なくなります。
自動車整備士の年収をアップさせる方法
今の職場で年収を上げる
今の職場にいるまま年収を上げたいなら、管理職への昇格を狙うか、資格手当のつく資格を取得するといいでしょう。
管理職に就きたい場合、整備に関する技術やスキルだけでなく、マネージメント力や責任感などが要求されます。普段の仕事に加え、後輩の育成にも力を入れていきましょう。また、上司との面談などのときに将来管理職に就きたい旨をアピールしておくと、ポストが空いた際に上司から推薦してもらえる可能性があります。
資格を取るなら、事前に何の資格でいくら手当が出るか、資格取得補助などはあるかを調べておきましょう。特に、自動車検査員などの職場に必須の資格を取得すれば、収入が上がるうえ企業から今後も重宝される人材となれるでしょう。
転職して年収アップできる?
将来的な昇給が見込めない場合や手当が少ないなどの場合は、転職を視野に入れてもいいかもしれません。給与水準が高い職場や評価制度がしっかりとしている職場に転職すれば、年収が上がる可能性があります。
転職すると、1年目はボーナスがなく一時的に収入が下がることが多いですので注意しましょう。
自動車整備士業界で給与水準が高いのは、ディーラーの整備士です。残業が多い傾向にあるというデメリットもありますが、日本自動車整備振興会連合会の調査によると、ディーラー以外の整備工場に比べてディーラーの整備士の平均年収は80万円近く高くなっています。年収を最も重視するならおすすめです。
今伸びている業界とは?
今、伸びているのはレンタカー、カーシェア業界です。都心では日常的に自動車に乗る必要がなく、レンタカーやカーシェアリングが人気です。それに伴って、自動車整備士の求人も多く出ています。経験者、有資格者の方が採用されやすいので、転職におすすめの業界です。
転職でどのくらい年収が上がる可能性があるのか、どのような業界が向いているかが知りたい人は、転職エージェントに登録してみるのも一つの手です。転職エージェントは求人の提案に加え、履歴書や面接の対策も行ってくれます。ほとんどは無料で利用できますので、上手に利用していきましょう。
最後に
以上、自動車整備士の年収についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士として働くなら?ディーラー?民間整備工場?も一読することをおすすめします。
最後になりましたが、弊社ダイバージェンスでは自動車業界で働きたい「自動車整備士」「自動車検査員」向けの求人情報を多数扱っております。
自動車業界に精通したキャリアアドバイザーが、応募書類の書き方や面接の心構えなど様々な面でのサポートをいたします。未経験可の求人も多数ありますので、他業種からの転職になる方もぜひお気軽にご相談ください。