整備士は不足中!給付金を使って資格を取ろう!
日本各地で整備士が不足している、という問題を知っていますか?
現在、少子高齢化や公共交通機関の発達により、自動車整備士が不足しています。若い整備士が増えない上、定年などの理由から整備士の数が減り、平均年齢も上がってきています。
大手ディーラーでさえも人材確保に苦労しているのが現状です。普段なんとなく整備や車検に出している車も、国家資格を持った整備士が整備をしています。整備士がいなくなれば、自動車を仕事で使うことや、楽しくドライブすることもできなくなるでしょう。物流にも大きな影響が出てしまいます。
危機的状況にある整備士不足を解消するため、整備士資格取得を国が支援してくれる制度があります。専門実践教育訓練給付金と言う、国から貰える手厚い給付金です。
支給対象者は、支給要件を満たした上で厚生労働省指定の専門実践教育訓練講座に認定された学校に通うと、かかった教育訓練費用の最大70%(上限168万円)を受給することができます。金銭面から整備士を諦めた方も、この制度で整備士を目指すチャンスです。
専門実践教育訓練給付金を貰うときの注意点は?
前の章にも書いたように、専門実践教育訓練給付金を貰えるのは、厚生労働省が指定した訓練である必要があります。受けたい訓練が対象に含まれるかどうかは、厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システムで調べることができます。
また、申請前にハローワークで「訓練前キャリア・コンサルティング」を受けなければならないなど、支給要件がさまざまありますので、受給したい人は一度ハローワークで相談してみるといいかもしれません。
給付金以外にも貰える補助金や支援はある?
国の給付金のほかに、企業や学校による整備士資格取得に向けた支援もあります。
一部の企業では、無資格者を雇って整備士の国家資格取得までバックアップしてくれるところもあります。資格に合格した場合にかかった試験受験料を負担してくれたり、技術教習の費用の一部を会社で負担してくれたりと、支援の内容は様々です。これから整備士資格の取得を目指している方は、資格取得支援制度のある企業に就職するのもよいでしょう。
また、専門学校によっては奨学金や特待生制度などが用意されている場合があります。
受けられる支援を上手に活用し、整備士資格を取得しましょう。
無料で通える訓練学校
資格取得までの費用や時間が原因で整備士を諦めてしまった方には、弊社ダイバージェンスの運営するメカニックカレッジという無料で整備の技術を学べる学校をおすすめします。人材不足である自動車業界と、未経験でも整備士になりたい若者たちを結びつけることを目的に設立した訓練学校です。
整備士が減り続けているという現状ですが、自動車の保有台数は緩やかに増加傾向にあり、整備するクルマは増えていく一方で、人手が足りなくなっています。逆に言えば、整備士業界は売り手市場となっており、以前に比べて転職しやすくなっています。自動車整備士という仕事が気になっている方は、国や民間の支援制度を利用して整備士を目指してみてはいかがでしょうか?
最後に
以上、整備士の資格取得のための給付金についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士になるための費用ってどれくらい?についても一読することをおすすめします。
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