自動車整備士と年収の話
自動車整備士の年収は具体的にいくらなのか?安いの?高いの?転職するにあたり一番気になる部分かと思います。この章では具体的な数字を交えて自動車整備士の給与について解説していきます。
自動車整備士の平均給与の話
自動車整備士は、資格職、技術職ですが、なかなか年収が上がらなかったり、休みを取りにくかったりと厳しい労働条件となっています。
平均月収は29万円、年収で420万円となっています。この金額を高いか低いか見るのは人によりますが、安いという印象を受ける人も少なくないでしょう。
働く場所別!自動車整備士の年収の話
業種別で年収を見ると、メーカー勤務450万円、大手整備工場440万円、中小整備工場400万円、自営業車検工場410万円となります。
過去8年の年収推移では、300万円後半から400万円前半で横ばいです。
20代の若手が多いのも特徴で、好きでこの業界に入った人がほとんどです。
自動車整備士と昇給の話
しかし、30代のベテランになっても、400万円後半に届かないのが実情です。
独立開業すると年収1000万円も夢ではありませんが、自動車整備士の有資格者を最低2名雇い、工場面積が180.5㎡必要なので、開業には1億円はかかるとみられています。
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自動車整備士として年収をアップするための方法
では具体的に、どうすれば自動車整備士として年収アップする事が可能なのでしょうか?この記事では自動車整備士の昇給方法について解説致します。
働きながらの昇給を目指す?独立を目指す?
民間車検場を運営する大手チェーンで、多角経営をしているところなら、国家資格を持っていれば給与が上がります。
転職しても昇給はわずかかもしれませんが可能性は大きくなります。
すでに有資格者で収入を上げたいなら、定期的に車検を受ける運送業の整備工場を運営するのが良いでしょう。
資材を集めてしまえば、部品代は顧客からいただくので年数を重ねれば収入比率は上がります。
ただ、固定客が減ってしまうとすぐに運営が苦しくなります。
その点では大手チェーンの運営が有利かもしれません。
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年収1000万に届く可能性のある職場とは?
整備工場の運営も厳しいとなれば、転職を考えなければなりませんが、民間車検場かディーラーの求人が一般的です。
自動車ディーラーは独立採算制なので、雇用が減れば求人が出ます。
今、伸びているのは中古車販売業界です。自動車整備士が営業も兼任する事が多く、多くの場合は営業成績歩合となりますので、年収1000万を目指すなら、より良い職場といえるでしょう。
ディーラーで働きながら年収1000万円を目指すには?
ディーラーで働きながら年収1000万円を目指す場合、販売する車単価の高い輸入車を取り扱うディーラーに就職するのが良いでしょう。車単価の高い超高級車を扱うディーラーにて、一般的にコントローラーと呼ばれる管理ポジションに就くと、年収1000万円も現実的な数字となります。
最後に
以上、自動車整備士の一日についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、ディーラーで働く整備士の話!仕事内容についても解説も一読することをおすすめします。
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