自動車整備士は厳しい仕事です。しかしながら、やりがいがある仕事でもあります。この記事では自動車整備士という仕事のやりがいについて解説していきます。
自動車整備士、3つのやりがい
自動車整備士にはいろいろなやりがいがありますが、具体的にどんなやりがいがあるのでしょうか?この章では自動車整備士とやりがいについて解説します。
修理できたときの満足感
自動車整備士のやりがいとしては何と言っても、不具合のある車を修理して調子が良くなったときの充実感です。自動車の知識がある自動車整備士といえども現在の複雑化された車の状態を、完璧に理解するというのは困難なものです。
それだけに不具合がある箇所を探し出し、修理できたときの満足は非常に大きなものとなります。また、発見されていない不具合を早めに見つけて問題が起きる前に対処をしておくというのも、仕事のやりがいにつながります。
先手を打ってトラブルを未然に防ぐことができた時の充実感はひとしおです。自動車整備士の仕事というのは、車を修理して当たり前でなかなか世間から評価をされるものではありませんが、車というのは正直ですから問題のある箇所をしっかりと理解し、修理すればそれに応えてくれます。
努力の結果がそのまま車の調子の良さとなって返ってくるので、車をしっかりと整備仕上げたときの充実感というのは、他の仕事では味わうことができない大きなやりがいとなっています。
難しいトラブルを解決したときの充実感
自動車整備士のやりがいとしては、難しいトラブルを解決することができたときの充実感というものがあげられます。一昔前の車と違って現代の車というのは非常に複雑化されたものとなっていますから、自動車整備士といえども簡単に直すことは困難なものです。
そのため、不具合の原因がわからずに苦労することも珍しくありません。そのようなときであっても1つ1つ考えられる原因を丁寧に選り分けていき、最終的に問題のある箇所にたどり着き修理をすることができたときの喜びというのは非常に大きなものとなります。
調子の悪かった車が自らの手によって調子の良さを取り戻し、再び元気に走り回る事ができるようになったときの充実感は他の仕事ではなかなか味わうことができないものです。
また、完璧な仕事をした後に依頼者から調子が良くなったと声をかけてもらい感謝されることは、自動車整備士として非常に嬉しい瞬間でありやりがいを実感できるものとなっています。決して楽ではなく世間から認められにくい仕事ですが、それだけに感謝されたとき整備が上手くいったときの喜びは素晴らしく、仕事のやりがいにつながっています。
お客様から感謝されたとき
お客様が自動車整備士を頼る時は、主にお客様自身の自動車に何かトラブルがあった場合です。お客様が自分で解決できない自動車の故障や問題を、技術によって解決した場合、お客様から感謝されることがほとんどでしょう。
面と向かってありがとう、と言われることは意外にも仕事の励みに大きく繋がります。お客様から感謝されることが好きで、接客が多くできる職場を希望する整備士も多くいます。
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自動車整備士に適性のある人
自動車整備士に適性のある人はどんな人でしょうか?ここで2つのポイントを解説していきます。
地道な作業が得意な人
車は大型とはいえ、精密機械です。パーツにもよりますが、ほとんどの部位において丁寧で精密な作業が求められます。手先が器用な人、注意深い人はその特技を仕事に活かす事ができるでしょう。また、仕事時間のほとんどで自動車と向き合う事になるので、黙々と自動車を修理・整備する作業ができる事が求められます。
自動車が好きな人
自動車が好きな人にとって、自動車整備士ほど良い職業はないでしょう。様々な車に毎日触れて、常に最新情報が入ってきます。また、経験年数が若い間は、どうしても給与面や労働時間面が恵まれない場合が多くあります。好きという原動力がある事が、重要になってくるでしょう。
最後に
以上、自動車整備士のやりがいと適正について解説致しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士の将来性は明るい?これからの整備士の役割についても一読することをおすすめします。
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