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自動車整備士になるための勉強方法とは?独学の方法を解説!

独学で整備士資格を取得しよう!

 

整備士の基礎的な資格である3級自動車整備士を取得するには、国が行う「自動車整備士技能検定試験」か、日本自動車整備振興会連合会が行う「自動車整備技能登録試験」という試験に合格しなければなりません。

 

試験を突破するためには勉強をしなければならないため、まずは独学で目指すか専門学校に通うかの選択をします。独学の場合は、学習計画を立てて実行できるか、苦手教科を克服できるかが大きなポイントです。受験には実務経験が必要になるため、働きながら勉強する必要があります。

 

専門学校に通う場合は、専門知識を徹底的に学べます。基礎からじっくり学べるので、苦手教科の克服もしやすいでしょう。2年制の学校を卒業後、3級を飛ばして2級自動車整備士試験を実務経験なしで受験できることも大きな魅力です。

 

単純に比較すれば専門学校に通う方が合格しやすいものの、費用や時間の兼ね合いで独学を選択する方も多いでしょう。未経験の方が独学で取得可能なのは、3級自動車整備士です。ここでは、3級整備士の勉強方法や試験内容について詳しく解説していきます。

 

自動車整備士に学歴は関係ある?

 

 

勉強方法と勉強時間はどれくらい?

実技試験で出題される問題

 

3級の試験は基本的な問題が多いですが、簡単な問題ではないので、きちんと対策をする必要はあります。資格取得のための主な勉強方法としては「教科書」と「過去問」を使用することです。

 

教科書を使って勉強する

整備士の資格取得に向けた勉強をしたことがなく、基本知識もない場合は、はじめに教科書をメインに勉強しましょう。教科書は、自動車整備振興会などで購入することができます。

 

まず一度全体に目を通して用語などを覚え、わからなかったところを重点的に見直して内容を頭に入れましょう。知識が身についたか確認するために、問題集などを解いてみるのもおすすめです。

 

過去問を使って勉強する

基礎的な知識がある人や、教科書を一通り勉強した方は、過去問をメインに勉強するとよいでしょう。過去5年分の問題を完璧に回答できるようになるまで知識を身につけましょう。登録試験の過去問は日本自動車整備振興会連合会が公開しています。

どちらも上手に使いこなすことが、一番バランスのよい勉強方法です。自分にあったやり方で教科書や過去問を使っていきましょう。

 

勉強時間がどれだけ必要になるのかは、これまでの経験や知識量にもよります。整備士の経験が長い人でも、勉強をしなければ受からない試験です。働きながら資格の取得を目指すことは、簡単ではありません。しっかりと計画を立て、十分な学習時間を作り試験に挑みましょう。

 

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試験で出題される問題の傾向

 

自動車整備士になるための試験では、学科試験と実技試験があります。自動車に関しての専門知識が問われます。

 

3級整備士の学科試験

解答用紙はマークシート式になっています。全部で30問出題され、試験時間は60分です。
1問1点、30点満点に対し21点以上の成績で合格になります。出題範囲は下記の通りです。

 

・構造、機能及び取扱い法に関する初等知識
・点検、修理及び調整に関する初等知識
・整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱い法に関する初等知識
・材料及び燃料油脂の性質及び用法に関する初等知識
・保安基準その他の自動車の整備に関する法規

 

3級整備士の実技試験

実技試験は、学科試験に合格した場合、受験することが可能です。下記に記載している項目の中から出題されます。

どの項目から出題されても対応できるよう、全体の流れを一通りできるようになっておくといいでしょう。

 

・簡単な基本工作
・分解、組立て、簡単な点検及び調整
・簡単な修理
・簡単な整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い

 

難易度や合格率はどのくらい?

 

3級整備士試験の合格率は、資格の種類や開催年度にもよりますが、おおむね60~80%ほどであることが多いです。ときには、合格率だけを見ると2級よりも低い年もあります。

 

合格率から、3級の方が2級より試験の難易度が高いように見えることもありますが、これは働きながら資格試験の勉強をしている方の割合が2級よりも3級で多いためです。結果的に、受験対策をしっかりできる専門学生の受験が多い2級の試験よりも合格率が低くなってしまうのです。

 

2級整備士も3級整備士も、対策なしで受かるほど簡単ではありません。しっかりと勉強し、整備士になるためのチャンスを掴みましょう。

 

自動車整備士ってどんな仕事?資格や種類について解説!

 

最後に

以上、自動車整備士になるための勉強の仕方について解説しました。この記事を読まれた方は、無資格・実務経験なしで自動車整備士になるには?詳しく解説!一読することをおすすめします。

 

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自動車整備士に学歴は関係ある?

自動車整備士になるには

 

自動車整備士の役割は、その名からもわかるように自動車の点検や整備などを行うことです。自動車整備士の仕事は、自動車が走行中にトラブルを起こさないように不具合を見つけて整備すること以外にも、お客様に整備内容などの説明をしたり、アドバイスをしたりすることも含まれています。

 

さらに、車にドライブレコーダーやカーナビなどの装飾品を取り付ける仕事もあります。

 

整備士に学歴は関係ない

自動車整備士になるためには、特に学歴は問われません。そのため、中卒や高校中退の人でも、整備士を目指すことができます。ただし、整備士として仕事をするためには資格試験に合格をしなければなりません。

 

専門学校に通わず試験を受験するには、まずは認証工場や指定工場で1年以上働いて、実務経験を積む必要があります。資格試験の受験資格として、整備の実務経験が1年以上必要になるからです。

 

学歴に関係なく、1年以上の実務経験を積むことで3級自動車整備士の受験資格を得られます。資格試験に合格すれば、晴れて自動車整備士となることができます。

 

無資格・実務経験なしで自動車整備士になるには?詳しく解説!

 

文系でも整備士になれる?

 

整備士になるには、学歴と同じく文系・理系の選択も特に重視されません。しかし、実際に働くときや資格試験には、数学や物理などの知識は必要となります。文系の学校に通っていて整備士を目指したいなら、力学や電気関係の計算などを重点的に勉強しておくと役に立つでしょう。

 

整備士試験の過去問は各所で公開されていますので、もっと具体的にどういう勉強をしたらいいか知りたい場合は数年分の過去問を確認してみましょう。過去問の傾向を理解することは、今後受ける資格試験への対策にもなります。

 

自動車整備士に年齢制限はある?社会人からの挑戦は可能?

 

学校に通って整備士になる道も

学校に通って整備士になる道もある

 

自動車整備士になる際には学歴や学歴は問われませんが、専門学校を卒業して整備士への道へと進む方法もあります。働きながら整備士の資格を取ることは大変です。時間もかかり、労力も必要になるでしょう。

 

そのため、働きながらでも資格を取得するという強い意志も必要になってくるでしょう。少しでも早く整備士の資格を得るためには、整備士の養成課程のある専門学校を卒業することも1つの選択肢です。

 

高校を卒業した後に整備士の専門学校へ行けば、実務経験を積まずとも、自動車整備士の受験資格を取得できるのです。専門学校で知識や技術をしっかり学んだ経歴は、その後の就職でも有利に働くでしょう。

 

整備士になれば、自動車整備工場や車検を専門とする工場、カーディーラー、ガソリンスタンドなどで働くことができます。就職先の中でも、特に大企業のディーラーに就職を希望しているのであれば、専門学校へ進み、学ぶことで就職に有利になるでしょう。

 

自動車整備士における全免申請について

 

最後に

以上、自動車整備士の学歴についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、3級自動車整備士の資格も一読することをおすすめします。

 

最後になりましたが、弊社ダイバージェンスでは自動車業界で働きたい「自動車整備士」「自動車検査員」向けの求人情報を多数扱っております。

 

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