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整備士のお仕事

自動車整備士として海外で働くには?海外移住はできる?

記事更新日:2024/4/1

自動車整備士には、海外で働けるチャンスがあります。通常、海外で働く場合は先に仕事を見つけ、その企業が大金を支払いビザを取得する必要があるため、海外の就職先探しは困難を極めます。ですが、自動車整備士の場合事情は全く異なります。この記事では自動車整備士と海外の関係について解説します。また、次のステップとしての海外移住についての情報も参考にしてみてください。

自動車整備士として海外で働く方法

 

自動車整備士として海外で働くにはどんな手段があるのでしょうか。この章ではチャンスを掴みやすい二つの方法を解説していきます。

 

青年海外協力隊に参加する

青年海外協力隊をご存じでしょうか?青年海外協力隊は、JICAという公的機関が主催する発展途上国への派遣事業です。

 

青年海外協力隊は、発展途上国などに技師として派遣され、現地の人に仕事や技術を教える役割を担います。現地での生活は政府によって補助され、事前の語学研修もあることがほとんどなので、語学力に不安のある方や生活費の不安がある方でも安心です。派遣期間や派遣先はJICAのホームページ等をチェックしてみてください。

 

ワーキングホリデーに行く

ほとんどの国では、就労ビザを取得しない限り外国人の就労は認めらません。かつ、就労ビザを取得するのは非常にハードルが高く、手続きが困難です。

 

しかし、ワーキングホリデー制度を利用することにより、受入れ国において働くことが許されます。対象国はカナダ・オーストラリア・オランダ等様々な国があります。年齢や期間等の制限がありますので、行きたい国の条件を確認しておきましょう。

 

注意事項があるとすれば、日本の自動車整備士資格があっても、現地の整備士資格がない場合、業務の幅が限られるということです。逆に自動車整備に資格の必要ない国であれば、どんな整備も担当することができるでしょう。そこから気に入られれば、就労ビザの補助や永住権取得へのチャンスが手に入ります。

 

海外で日本の整備士が重宝される理由

 

実は海外で日本人自動車整備士は重宝されています。この章ではその理由について解説していきます。

 

世界的な整備士不足

日本でも自動車整備士が不足していますが、実は世界的にも自動車整備士は不足しています。特に、自動車の普及率が爆発的に増えたり、経済が急激に発展した国ではその不足度合いが非常に深刻です。ですので、自動車整備士として経験豊富な人材は移住を歓迎されることが多々あります。

 

日本人整備士は人気がある

多くの地域で日本人整備士は非常に人気があります。欧州や北米では、車を丁寧に直してくれる、技術力が高いという評価を受けることが多く、安心して車を任せてもらえるでしょう。

また、アジア圏や南米では、日本人整備士は技術力が高いというイメージが強くあるので、高級車ディーラーなどで働きやすい傾向にあります。

 

自動車整備士の将来性は明るい?これからの整備士の役割について

 

整備士として海外で働く際の給与や待遇

 

海外で整備士として働くとき、どの国で働くかによって給与事情は大きく異なります。アジア圏や南米では、その国で自動車整備士の免許を取り、長期就労すると現地の生活水準より高い給与を貰えることが一般的なようです。

ただし、北米や欧州では現地の生活水準より低い給与となることが多いので、注意が必要です。

 

語学力によっても給料は変わる

どの国で就業する場合でも間違いなく言えるのは、現地の言語がどれくらい話せるかにより、給与は大きく異なるということです。現地の人々と問題なく意思疎通のできる語学力がある場合、給与は期待できますが、意思疎通が困難な場合は、就職できたとしても給与は低くなることが多いです。

 

どの国で働きたい場合でも、現地の言葉に加えて英語が話せると役に立つことが多いので、まず英語の勉強をしてみるのもチャンスを広げる一歩になります。

 

外国人は日本で自動車整備士として働けるの?

 

 

自動車整備士として海外移住するために

 

多くの国で日本車が普及してきている中、日本車の整備や点検、修理のできる自動車整備士が求められています。

 

海外で自動車整備士として働くためには、直接海外で転職活動を行うのではなく、海外勤務がある自動車関連企業や日本法人に転職するのもおすすめです。面接なども全て日本で行うため、余計なコストをかけずに自動車整備士として転職活動を行えるでしょう。給与も日本と同様の水準で受け取ることができます。

 

さらに、欧米の自動車修理店などで自動車整備士として働く場合には、ASE(Automotive Service Excellence)という資格を取得しておくのも良いでしょう。

ASEとは、国際的にも通用する自動車整備の資格です。必須のものではありませんが、欧米などで自動車整備士として転職する際は有利になります。

 

最後に

以上、海外で整備士として働くには?海外移住についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士って退職金はもらえるの?も一読することをおすすめします。

 

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