自動車整備士の勤務時間は?
自動車整備士の勤務時間は企業によって異なりますが、9時もしくは10時始業の実働8時間であることが多いです。民間整備工場は9時~17時、ディーラーは10時~18時が定時となる企業が多い傾向にあります。
近年は、お昼休憩の1時間以外で作業中に10~15分ほどの休憩時間を定めている企業もあり、その場合は実働時間が8時間以下になることもあるでしょう。まれにですが、店舗の営業時間とは別で自動車整備士の業務時間を管理する企業もあります。求人票を見る際には、勤務時間をしっかりと確認しておきましょう。
残業時間はどのくらい?
厚生労働省の調査によると、自動車整備士の平均労働時間は、月あたり約180時間となっています。超過労働時間、つまり残業時間は180時間のうち20時間程度とされており、勤務日が1ヶ月あたり20日とすると1日1時間ほどです。
これは統計上の結果であるため、会社によって労働時間は異なります。当然、平均より労働時間が長い企業も短い企業もありますが、残念ながら整備士業界の中では、残業が全くない企業は少ないと思ったほうがいいでしょう。
しかし、昨今は整備士不足により人材の確保が難しくなったことから、残業を減らすために車の受け入れをセーブして期日に余裕を持たせる会社なども増えてきています。
自動車整備士に休日出勤はある?
企業によっても異なりますが、休日出勤が常態化している企業はそう多くないでしょう。ただ、自動車整備士の仕事は土日が出勤日に設定されていることが多いため、そういう意味では世間が休みの日に働くことが多いです。
しかしもちろん、その分の休日は別日に設定されているため、休日はしっかりと取れることがほとんどですのでご安心ください。
繁忙期は残業が増える
自動車整備士の平均残業時間は、前述の通り1ヶ月20時間ほどとされていますが、特に繁忙期には残業が増える傾向にあります。繁忙期は車検が多い3月や4月である企業が多いです。
普段残業が少ない企業だったとしても、繁忙期には残業が発生してしまうこともあるでしょう。特に車検は受けなければならない期限が決まっているため、同時期に予約が殺到すると定時内に仕事を捌ききれなくなります。
また、整備士はお客様主体の仕事でもありますので、急ぎの要望があれば残業をせざるを得ない場面もあります。入社してからギャップを感じないためにも、普段や繁忙期の残業時間がどのくらいかは入社前にリサーチしておきましょう。
最後に
以上、自動車整備士の勤務時間と残業についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士の休日は?土日休みは取れる?も一読することをおすすめします。
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